• ストックホルムの企業「グラスプ」は、投資銀行および経営コンサルタント向けのAIアシスタントを提供する世界初の一つとして、H&Mの会長であるカール=ヨハン・ペルソンのフィリアン・インベストなどから190万ユーロの資金を調達しました。
  • グラスプは、元マッキンゼーのコンサルタント、リチャード・カールソンとヨハン・セデルクヴィスト・デヴェール、およびAIエンジニアのサイモン・ヘルクヴィストによって設立されました。
  • 同社のAIプラットフォームは、生成AIと言語モデルを使用して、投資銀行や経営コンサルタントが行う複雑で時間のかかるタスクを効率化します。
  • 現在、世界中の25の企業がグラスプのAIプラットフォームを使用しています。
  • リチャード・カールソンCEOは、AIプラットフォームのローンチ以降、急速に成長し、年間定期収益(ARR)が300万SEKを超えたことを発表し、次の拡大フェーズに進む準備が整ったとコメントしています。
  • アンナ・ストレーカーズ(ヤノ・キャピタル創業者)は、グラスプの製品がグローバル市場で明確な顧客層の問題を解決する価値があると評価し、同社の拡張をサポートすることを喜んでいると述べています。
  • この投資は、グラスプのAIプラットフォームの開発を加速し、世界的な拡大を続けるために使用される予定です。

個人的な感想:

  • AI技術が投資銀行や経営コンサルタントの業務を効率化するツールとしてどのように利用されているのかの具体例を見ることができ、非常に興味深いです。
  • 特に、高度な技術を要する分野でAIが活用されることにより、これまでの手作業に依存していた作業がどのように変わるのか、その影響を考えると、AIの将来の可能性を強く感じます。
  • また、国際的な投資を受け、グローバルに展開していくスタートアップの動向は、今後のテクノロジー業界における国際協力の良い例と言えるでしょう。

元記事: https://tech.eu/2024/05/15/stockholms-grasp-raises-eur19m-for-ai-investment-banking-assistant/