要約:
- IBMはDataStaxを買収する意向を発表。
- DataStaxはApache Cassandraデータベースの後援者であり、最近はストリーミングデータや生成AIにも進出。
- DataStaxのベクトルデータベースを活用し、構造化されていないデータを管理する能力が評価された。
- DataStaxはApache Cassandraの商業版であるDataStax Enterprise(DSE)を提供し、Fortune 500企業から顧客を獲得。
- DataStaxはノーマルデータベースを超えて分岐し、生成AI機能を強化。
- IBMはDataStaxの技術をWatsonX AI製品と組み合わせ、非構造化データを活用したAIアプリケーションの提供を目指す。
考察:
IBMがDataStaxを買収する決定は、DataStaxが持つ非構造化データ管理能力に着目していることが伺える。この買収により、IBMはWatsonX AI製品と組み合わせることで、顧客が大量の非構造化データを活用できるよう支援する方針を打ち出している。非構造化データは企業データの93%を占めるとされ、その力を生成AIアプリケーションに活かすことが重要とされている。DataStaxとIBMの連携により、AIに必要なデータインフラがさらに強化され、顧客がエンタープライズデータから価値を得る手助けが期待される。
元記事: https://www.bigdatawire.com/2025/02/25/ibm-to-buy-datastax-for-database-genai-capabilities/