要約:
- PFNは最新の資金調達で190億円を調達し、SBI GroupをリードにSEKISUI HOUSE Innovation&Communication、日本政策投資銀行、三菱商事、ワコムなどが参加。
- これまでの資金調達に先立ち、PFNはSBIホールディングスと基本合意を締結し、次世代AI半導体の開発と商品化に焦点を当てた資本提携を行った。
- PFNは2025年春まで資金調達を継続し、今回の調達を含めた総額は約360億円に達した。PFNの評価額は3000億円を超え、日本で最も高いバリューユニコーンとなっている。
- 新たな資金は、トップ人材の採用強化や低消費電力AIプロセッサー「MN-Core Series」(特に生成AI向けのMN-Core L1000推論プロセッサー)の開発、製造、販売の加速に投資される。
- 資金はまた、国内生成AI基盤モデル「PLaMo」の強化、これらの技術を用いた各分野のソリューションと製品の開発、大規模な計算インフラの拡充をサポートする。
考察:
PFNは、AIアプリケーションに必要なハードウェアとソフトウェアの両方を開発・提供する縦統合アプローチを追求しており、その技術力は、MN-Core搭載のスーパーコンピューターが2020年と2021年にGreen500リストで3回1位を獲得するなど、高い評価を受けている。今回の資金調達により、PFNはさらなる成長と革新を遂げることが期待される。