- 2025年2月、MetaはVR部門であるReality Labs内に新しいチームを設立し、AI搭載の人型ロボットの本格的な開発を開始することを決定
- Metaは独自のロボットブランドの製造を目指すのではなく、他社が製造・販売するロボット向けにAI、センサー、ソフトウェアを開発・提供する業界全体のプラットフォームを構築する
- 開発チームは元CruiseのCEOであるMark Whittenが率い、Microsoft、Sonos、Unity、Amazonで役員を務めた経験があり、年内に約100人のエンジニアを採用予定
- MetaはARとVRのために開発したセンサーやコンピューティング技術、そしてLlamaというオープンソースの大規模言語モデルを活用し、ロボット開発の重要な基盤と考えている
- Metaは家事労働を手伝うためのロボットハードウェアの開発に焦点を当てており、ロボットの安全性にも重点を置いている
- Meta CEOのMark Zuckerbergは、今後の成長分野として2025年までに関連製品、AIインフラ、ロボット開発に650億ドル(約9.8兆円)の投資を計画している
- Appleも人型ロボット分野に興味を示し、独自のアプローチで市場参入を検討中
- AppleはAI分野での遅れが批判されており、ロボット開発における重要な要素であるAI分野において遅れを取り戻すことが急務である
- 二社は既にAR/VRヘッドセット市場で競合しているが、今後人型ロボット分野でも新たな競争が生まれる可能性が高い
考察: MetaとAppleが人型ロボット分野に進出しようとしており、それぞれのアプローチや強みが明らかになってきている。Metaはロボットの基盤技術開発に重点を置き、他社向けのプラットフォームを構築する一方、Appleは独自のハードウェア・ソフトウェア開発に重点を置く姿勢がうかがえる。AI分野での遅れが指摘されているAppleは、この分野での戦略をどのように展開していくかが注目される。
元記事: https://gigazine.net/gsc_news/en/20250217-meta-ai-powered-humanoid-robots/