- IBMとAI Singapore(AISG)は、IBMの人工知能(AI)技術やデータ・AIプラットフォームであるwatsonxを使用して、SEA-LION大規模言語モデル(LLM)をテストするための提携を締結した。
- この協力関係の目的は、組織がビジネスニーズに合った適切なAIモデルを選択する柔軟性を高めること。
- IBMは、協力関係の一環として、データサイエンティスト、開発者、エンジニアが地域別の生成AIを探索し、作業を加速するために、AIユースケースライブラリであるDigital Self-Serve Co-Create Experience(DSCE)にモデルを組み込む予定。
- IBMのASEAN地域のゼネラルマネージャー兼テクノロジーリーダーであるCatherine Lianは、「AIシンガポールのSEA-LION LLMは、オープンなAIシステムの構築と、AIを活用する際に企業や政府が直面するASEAN言語の課題への取り組みにおいて、大きな前進である」と述べた。
- IBMとAISGは、SEA-LIONにAIガバナンスを組み込む計画を持っており、この協力関係は、企業がAIコンプライアンス、リスク管理、モデルのライフサイクル管理を行うのに役立つことを目指している。
協力関係は、ASEAN諸国においてAIの民主化と包括的なAI環境の育成を目指すという両組織の共通の目標を示しています。公的・民間のパートナーシップの重要性を示すものであり、地域のために深いAI能力を確立するために取り組んでいます。