要約:

  • 2021年にGitHubによって導入されたGitHub Copilotは、未完了のコードを自動的に補完する機能であり、以前の研究ではコーディングを最大55%高速化できることが示されている。
  • 2022年の早期ユーザーによる調査では、88%のユーザーが生産性が向上したと回答。
  • JavaScriptの開発者を対象に行われた調査では、GitHub Copilotを使用した開発者の平均作業時間が1時間11分であり、使用しなかった開発者の平均作業時間は2時間41分であり、タスク速度が55%速くなった。
  • GitHub Copilotを使用したコードには、使用しなかった場合よりも4.63のエラーが含まれており、エラーのないコード行数はGitHub Copilotを使用した場合が18.2であり、使用しなかった場合が16.0である。
  • GitHub Copilotを使用したコードは、可読性が3.62%、信頼性が2.94%、保守性が2.47%、簡潔さが4.16%高く評価された。
  • GitHubは、「GitHub Copilotは再利用可能なコードの生成を支援する」と結論づけている。
  • コード品質が高い理由として、GitHub Copilotグループではコミット数とコード行数が著しく多かったが、平均コミットサイズはわずかに小さかったため、「機能するコードの記述にかかる時間が短縮され、コード全体の品質を向上させるためにより多くの時間を費やせた」と推測されている。

考察:

GitHub Copilotは開発者の生産性向上に寄与し、コードの品質を向上させることが示唆されている。特に再利用可能なコードの生成を支援する機能が評価されており、自信を持って作業できるという利点も報告されている。

元記事: https://gigazine.net/gsc_news/en/20241124-github-copilot-improve-code-quality/