要約:

  • IBMは2023年5月に、WatsonxというAIアシスタントで、COBOLコードをJavaに翻訳するための生成AIツールを使用すると発表し、開発者向けに生成AIを活用する取り組みの一環とした。
  • 2023年9月にGranite 3.0という基盤モデルを発表し、ビジネス向けAIとして言語とコードの両方に生成AIを適用すると謳っていた。
  • IBMはGranite 3.0の7つの新モデルをリリースし、Apache2ライセンスの下で提供。これにより、他社との差別化と透明性が向上し、法的責任についての保証も提供。
  • Watsonx Code Assistantは、VS CodeとEclipse IDEsでサポートされ、他のツールへの統合も検討中。
  • IBMのAIアシスタントは、コードの文書化やテストケースの生成など、開発支援機能を提供。開発者の置かれる立場を重視し、AIは開発者の補助として位置づけ。

コメント:

IBMは生成AIを活用した開発支援ツールの発展に注力し、オープンソースへのコミットメントや拡充されたモデルの提供が評価されています。開発者にとっては、コードの文書化やテストケース生成など、役立つ機能が提供される一方で、AIが完全に開発者の代わりをする時点には至っていないことが強調されています。AIの進化がどのように開発の現場に影響を与えるか、今後の動向が注目されます。


元記事: https://www.infoworld.com/article/3574083/ibm-works-to-address-the-developer-skills-gap-with-ai.html