要約:
- フランスのAIスタートアップ、Mistral AIがエッジデバイスやエッジコンピューティング向けに2つの新しい言語モデル「Ministral 3B」と「Ministral 8B」を発表
- Ministralモデルは、ローカル処理とプライバシーが重要なユースケースに適しており、オンデバイス翻訳やオフラインインテリジェントアシスタント、自律ロボティクスなどに適している
- Mistralによるベンチマークでは、Ministral 3Bと8BはGoogleのGemma 2 2BやMetaのLlama 3.1 8Bなどのモデルを凌駕している
- Ministral 8Bは知識、常識、関数呼び出し、多言語能力などの面で優れており、Ministral 3Bはいくつかのベンチマークで以前のMistral 7Bを上回っている
- Ministral 8BはAPI経由で利用可能で、1百万トークンあたり$0.10で提供され、Ministral 3Bは1百万トークンあたり$0.04で提供される
感想:
エッジデバイス向けに設計されたMinistralモデルは、ローカル処理とプライバシー重視のユースケースに適しており、性能面でも他の競合モデルを凌駕していることがMistralのベンチマークから分かります。特にMinistral 8Bの多言語能力や知識、常識に関する優れた性能に注目が集まっています。価格面でも手頃であり、研究目的にはInstruct版のMinistral 8Bのモデルウェイトが提供されるなど、AI分野における新たな展開が期待されます。