- AvnetのQCS6490 Vision-AI Development Kitは、エンジニアリングチームがマルチカメラ、高性能、エッジAI対応のカスタム組み込み製品のハードウェア、アプリケーションソフトウェア、AI活用のプロトタイピングを迅速に行える。
- QualcommのQCS6490プロセッサをベースにしたMSC SM2S-QCS6490 SMARCコンピュートモジュールを使用して設計を容易にする。
- QCS6490プロセッサは、エネルギー効率の高い6nmプロセス技術を使用し、8つの高性能プロセッサコア、高スループットのSpectra-570LトリプルISP画像プロセッサ、Adreno 633 VPU、Adreno 643 GPU、6th Gen Qualcomm AIエンジン(12 TOPS)、多様なペリフェラルインターフェースオプションを備えている。
- 開発キットには、Qualcomm LinuxソフトウェアスタックとQIM Product SDKを使用したYocto Linux BSPが含まれ、ソフトウェア開発を迅速化する。
- 開発キットは2024年5月21日から23日にカリフォルニア州サンタクララで開催されるEmbedded Vision SummitのAvnetブースで展示され、2024年第3四半期に出荷される予定。
この技術記事では、AvnetのQCS6490 Vision-AI Development Kitについて紹介されています。このキットはエンジニアリングチームが迅速にハードウェアやアプリケーションソフトウェアのプロトタイピングを行い、マルチカメラや高性能なエッジAI対応の製品を開発するのに役立ちます。QualcommのQCS6490プロセッサを活用したこの開発キットは、エネルギー効率が高く、AI能力も優れており、IoTプロセッサ向けに最適化されたLLMモデルを使用したエッジベースの生成AIを実現するのに役立ちます。また、Yocto Linux BSPやQualcomm Linuxソフトウェアスタックを活用することで、ソフトウェア開発を迅速化できます。
この開発キットは2024年第3四半期に出荷される予定であり、Embedded Vision Summitで展示されます。AvnetとQualcomm Technologiesの協力により、エンジニアや開発者はこのキットを使用して革新的なエッジAIソリューションを構築することが期待されています。
元記事: https://www.eejournal.com/industry_news/avnet-launches-qcs6490-vision-ai-development-kit/