- オランダの新興銀行Bunqは、AIチャットボットアシスタント「Finn」の0.2バージョンを発表、会話能力が向上。
- Bunqはアメリカでの銀行ライセンスを再申請することを確認、今年初めに撤退した後の再挑戦。
- Bunqは、ヨーロッパで1100万人以上のユーザーを持ち、預金額は7億ユーロ以上。
- Finnの新バージョンは、これまでに10万以上の顧客からの質問に回答し、連続した質問への回答やユーザーの財務に関するより深い洞察を提供できるようになり、速度も2倍に向上。
- CEOのAli Niknamは、チャットボットの回答能力が大幅に向上し、より多くのデータを考慮できるようになったと述べているが、まだ目指すところには達していないとも。
- 別のAIツールがユーザーサポートの質問の40%に対応しているが、それによってどれだけの人的リソースが削減されたかは明確でない。
- Bunqは旅行保険を提供するためにベルギーのインシュアテック企業Qoverと提携。
- デジタルノマド向けのフルサービスを目指し、旅行保険商品を開始。Niknam自身も多くの旅行をするため個人的に期待しているとコメント。
- 英国でのEMI(Electronic Money Institution)ライセンス申請中であり、今年中に良いニュースを聞けることを期待。
- アメリカでは、以前のライセンス申請から撤退したが、今年中に再申請する予定。
【所感】
Bunqの新しいAIチャットボットのバージョンアップは、顧客の金融生活に関する質問への応答能力を高め、データ処理能力の向上が見込まれる点で注目されます。ただし、創業者のコメントからは、まだ完全な形ではないとの自覚もうかがえ、技術の進化とともにさらなる改善が期待されます。また、デジタルノマドというニーズに応える旅行保険の提供は、ユーザーベースの拡大と顧客満足の向上を目指しており、その戦略的な動きは今後の成長に寄与する可能性があります。