- Asana(NYSE: ASAN)は2024年Q2に収益が前年比10.3%増の1億7920万ドルで、アナリストの期待を上回る結果を残した。
- 次の四半期の収益は約1億8050万ドルと予想されており、アナリストの見通しをやや下回る見込み。
- 非GAAPベースの株1株当たりの損失は0.05ドルで、前年同期の0.33ドルの損失から改善。
- Asanaの創業者でCEOのDustin Moskovitz氏は、AI領域での進展と企業の転換を強調し、顧客数の成長や多年契約の記録を報告。
- Asanaは2008年にFacebookの共同創設者Dustin Moskovitz氏によって設立されたクラウドベースのプロジェクト管理ソフトウェア。
- COVIDパンデミックにより、リモートでの作業を可能にするツールへの需要が加速している。
- Asanaの過去3年間の年間売上成長率は32.9%であり、今期の売上は1億7920万ドル。
- 次の四半期の収益予測は、前年比8.4%増の1億8050万ドルであり、前年同期の17.7%増から鈍化する見込み。
- 企業顧客数は前四半期から786人増の22,948人であり、契約獲得数は増加しているが、直近の一年間の水準を下回っている。
- Asanaは今四半期、売上と収益が予想を上回ったが、通期売上予測がウォール街の見通しを下回り、顧客の支出が減少している。
Asanaは成長を続けており、企業のデジタル化やリモートワーク需要の高まりを背景に、プロジェクト管理ソフトウェア市場で強力なポジションを維持している。一方で、売上予測の下方修正や顧客支出の減少など一部の課題も抱えている。今後は競争環境や顧客ニーズの変化に柔軟に対応することが重要だ。