要約:

  • ロンドンとサンフランシスコを本拠地とするスタートアップCosineが、人間らしい自律型AIソフトウェア開発の手法に2.5億ドルの資金調達を実施。
  • 2022年にAlistair Pullen、Sam Stenner、Yang Liによって設立され、Cosineは人工一般開発者(AGD)を構築することに注力する「人間の推論ラボ」。
  • 同社の製品「Genie」は、ソフトウェアエンジニアの実際の例から派生した人間の推論をコード化した独自のデータでトレーニングされており、人間エンジニアと同様に論理的に問題を解決する方法を学んでいる。
  • Genieは、バグの解決、機能の構築、コードのリファクタリングなど、完全に自律的に行うか、ユーザーとペアになって同僚のように作業することができる。
  • 業界標準ベンチマークSWE-Benchで30%の評価スコアを達成し、「世界で最高のAIソフトウェアエンジニア」とCosineは主張。
  • ChatGPTのリリース後、コード作成やデバッグのためのLLMの実験が多く見られたが、複雑なタスクにおいては効率的でなく、人間の作業を置き換えるレベルまで到達しなかった。
  • そのため、人間の入力と独自データでトレーニングされたタスク固有のAIの開発がより注目されている。
  • MicrosoftのGitHub Copilotなど、開発者の役割を補完するソリューションの構築や、AIを自律的に行動させる「代理的」アプローチが広まっている。

考察:

この記事では、Cosineが人間らしい自律型AIソフトウェア開発に取り組んでいることが紹介されています。Genieという製品は、人間の推論を学び、論理的に問題を解決する能力を持っているとされています。AIの開発では、タスク固有のアプローチや自律的な振る舞いが重要視されているようです。今後、AIがソフトウェア開発にどのように貢献していくのか、注目が集まります。

元記事: https://www.techmarketview.com/ukhotviews/archive/2024/08/14/cosine-raises-25m-for-autonomous-ai-software-development