• 世界保健機関(WHO)の研究(2017年)によると、不妊症の半数は男性によるものである。
  • 東邦大学医学部泌尿器科の小林英之准教授らが率いるグループが、血液検査でホルモンレベルを測定するだけで男性不妊のリスクを予測できるAIモデルを開発。
  • AI予測モデルは3,662人のデータを基に構築され、約74%の精度を持っていた。特に、非閉塞性無精子症を100%の正確さで予測。
  • AIモデルはWHOの精液検査の基準値に基づいて検証され、約74%の精度を示した。
  • 2021年と2022年のデータを使用してモデルを検証し、非閉塞性無精子症を100%の正確さで予測。

小林准教授によると、このAI予測モデルは精液検査の前の初期スクリーニング手段として意図されており、精液検査の代替ではないが、不妊治療に特化した施設以外でも簡単に実施できる。

将来的には、臨床検査所や健康診断センターがこのAI予測モデルを使用して男性不妊症のスクリーニングを行い、男性不妊症の検査をより利用しやすくすることを期待している。

元記事: https://medicalxpress.com/news/2024-07-ai-male-infertility-blood-semen.html