- Googleの最高科学者は、同社の二酸化炭素排出量の増加をAIが不当に責められていると主張し、2030年までに完全にクリーンエネルギーに切り替える取り組みは順調であると述べた。
- GoogleのJeff Deanは、AIは現在のデータセンターの炭素排出量の増加に責任があるわけではないと主張し、AIが全体のデータセンターの負担のごく一部にすぎないと述べた。
- Googleは2030年末までに完全にクリーンエネルギーで動力を供給するという取り組みを断念しておらず、進捗は「必ずしも一直線ではない」と述べた。
- Googleの報告書によると、2023年のScope 2排出量は37％増加し、全体の二酸化炭素排出量の24％を占めている。
- Goldman Sachsの最近の報告書によると、2030年までにAIは世界のデータセンターの電力需要を160％押し上げ、二酸化炭素排出量は2022年の水準と比較して倍増する可能性がある。
- AIサーバーの需要は高まり続けており、市場調査会社TrendForceによると、今年AIサーバーの出荷は41.5％増加し、サーバー市場全体の65％を占める見込み。
この記事から、GoogleはAIの拡大に伴うデータセンターのエネルギー消費増加に対して責任を認めつつも、2030年までにクリーンエネルギーへの完全な移行を進める姿勢を示しています。AIの成長はデータセンターの負担の一部に過ぎず、AIがデータセンター全体のエネルギー使用量を増やしているわけではないとGoogleは主張しています。しかし、AIの普及によりデータセンターの電力需要が急増しており、2030年までには二酸化炭素排出量が倍増する可能性があるという課題が浮上しています。
元記事: https://www.theregister.com/2024/07/18/google_emissions/