韓国に拠点を置くサムスンメディソンは、フランスの新興企業で胎児超音波AIソフトウェア開発企業のSonioを買収する契約を締結した。
サムスンメディソンによると、ソニオはフランスに本社を置く独立した企業として存続し、製品とサービスはすべての超音波機器メーカーと互換性を保ちながら、独立して商業的成長を続けるという。同社の主力製品であるソニオ・ディテクトは、2023年8月に出生前超音波検査の分析用に米国食品医薬品局(FDA)の510(k)認可を受けた。
2020年に設立されたSonioは、2023年8月にシリーズA資金調達で1,400万ドル(1,300万ユーロ)を調達したことも発表した。超音波レポートソフトウェアを進化させて画像認識とゲノミクスの研究開発を加速し、その技術をポータブル超音波装置とポイントオブケアに適応させるためだ。Sonio.aiのウェブサイトの声明によると、シリーズAの資金調達ラウンドは、欧州イノベーション評議会からの最初のコミットメントの後、クロスボーダーインパクトベンチャーズが主導した。
サムスンメディソンによるソニオの買収は、フランス経済財政省を含む規制当局の承認を条件としている。取引条件は明らかにされていない。