最近、韓国メディア「ビジネスコリア」の報道によると、韓国政府は米国の半導体大手NVIDIAを追い抜くことを目指し、自動運転車用AIチップの開発を含む新たな研究開発(R&D)プロジェクトを積極的に進めているという。
報道によると、韓国産業通商資源部は5月2日、研究機関や大学などの代表者で構成される「第2次戦略企画投資委員会」が、11分野を超える主力プロジェクトやロードマップを含む2025年に向けた62件の新規研究開発プロジェクトを承認したと発表した。
同会議は、技術主権と画期的な成長を実現するため、ハイエンド戦略産業への投資を優先するとともに、失敗のリスクを負う革新的研究への資金提供も増やす。個別企業への補助金をやめ、人工知能や世界的な環境規制への対応など、業界共通の中核技術を中心とした投資に注力する。
この投資戦略に従い、審査委員会は62のプロジェクトを選定しました。そのうち12の主力プロジェクトは、次世代技術のチャンスを捉えることを目指し、世界初かつ最高クラスとなるよう設計されています。
これに沿って、検討委員会は、最大10兆回/秒(TOPS)の処理速度を誇る、ソフトウェア定義車両(SDV)向けの汎用的でオープンな次世代人工知能チップの開発を計画している。
現在、NVIDIAは1,000TOPSの次世代自動運転チップの開発と商品化を進めている。一方、韓国は数十から300TOPSの性能を持つ自動運転チップを開発している。
同省の目標は、レベル4以上の完全自動運転を可能にする、世界初の実用可能な高速自動運転車両ネットワークシステムと、処理速度10ギガビット/秒(Gbps)のコア半導体を開発することだ。