要約:

  • 1990年代後半にNapsterが登場し、音楽ファイルをコンテンツ所有者に補償せずに取得することが容易になった。
  • iPodとiTunesミュージックストアは、アーティストやパブリッシャーがデジタルコンテキストで再利用されるコンテンツに対して支払いを受けることを可能にした。
  • 今日、許可なく大規模な言語モデルのトレーニングにコンテンツをスクレイピングする企業が存在する。
  • 早期ステージのスタートアップであるDappierは、パブリッシャーがコンテンツの使用時に報酬を受け取ることを保証することを望み、2,000,000ドルのシードラウンドと、パブリッシャーがコンテンツのモデルトレーニングでの使用に価格を設定できるマーケットプレイスの立ち上げを発表した。
  • Dappierの共同創設者兼CEOであるDan Goikhmanは、自社を新興AIインターネットのための収益化スタックと呼び、パブリッシャーやデータ所有者がコンテンツの再利用に対して報酬を得る新しい方法を提供している。

感想:

メディア企業や情報提供者が、新興AIエージェントやプラットフォームによって利用されるコンテンツに対して報酬を得ることができる方法を提供するDappierの取り組みは非常に興味深いと思います。コンテンツ所有者がコンテンツを収益化する新しい手段を提供することで、ウェブサイト広告だけではお金を稼ぐのが難しい出版社にとって新しい収益化方法を提供しています。


元記事: https://techcrunch.com/2024/06/26/dappier-is-building-a-marketplace-for-publishers-to-sell-their-content-to-llm-builders/