要約:
- C++は過去に宇宙探査などで先端技術をリードしていたが、新しい視覚的に魅力的なプログラミング言語の出現により注目が移りつつある。
- AI+Data Summit 2024において、研究者Yejin Choiは、AI研究でC++がもはや使用されていないと述べた。
- C++にはパフォーマンスの利点や音声認識、コンピュータビジョンなどのさまざまなAI分野での応用があるが、学習曲線が急であり、Pythonの利用が主流となっている。
- C++はメモリ管理に手動介入が必要であり、誤った操作によりメモリリークやエラーが発生する可能性がある。
- C++はガベージコレクション、データベースアクセス、スレッド処理の組み込みサポートがないため、追加の努力が必要となる。
- 近年、C++の代替としてRustなどのプログラミング言語の成長が見られ、C++は古く感じられるようになっている。
感想:
C++は過去に先端技術をけん引してきた言語であるが、新しいプログラミング言語の登場やAI分野での主流がPythonに移行するなど、その地位が揺らいでいるように思われます。C++の複雑さや学習の難しさ、メモリ管理の手動介入などが課題となっており、最新のプログラミング言語との比較において、その古さが際立っているように感じます。今後も高パフォーマンスや高度なメモリ管理が必要な機械学習アプリケーションにおいては、C++が強力な選択肢となり得る一方で、Pythonの普及や開発者コミュニティの大きさなどを考えると、C++の立ち位置がますます厳しくなっているように思います。
元記事: https://analyticsindiamag.com/why-is-c-not-used-in-ai-research/